京都議定書発効に向けて〜企業の社会的責任 - グローバルコラム - 環境goo
次に、私の属しているゼロエミッションフォーラムの方からのアプローチをお話ししたいと思います。ご存じかと思いますが、ゼロエミッションは今から10年ほど前に国連大学で提唱された考え方です。いわゆるサステナブルな社会、つまり経済性、社会性、環境性のすべてにおいて持続可能な社会をつくることが狙いです。
とくに環境については、自然界はもともとゼロエミッションになっている。無駄なエミッションは自然界にはない。すべて価値あるものとして自然界では利用されています。それをお手本にして人間の産業社会もゼロエミッションにもっていこうではないか、という見方がベースになっています。
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それをもう少しご説明したいと思います。自然界と生態系は長年の進化によって、自然のゼロエミッション系になっています。これは大変バランスのとれた合理的な仕組みです。人類も昔はこの生態系の中で一緒に生活していました。ナチュラル・ゼロエミッションの一員として生活していたわけですが、二本足で立てるようになり、いろいろな文化が発達してくる、科学技術が発達してくると自然界から離脱しました。そして逆に自然界を支配して、生態系あるいは自然界のいろいろな物資を使って、人類の福祉向上に当てようという考え方になりました。
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それだけだといいのですが、その過程でナチュラル・ゼロエミッション、自然界あるいは生態系のなりわいを破壊することになったわけです。これがどんどん破壊されて、今、大変ひどい状態になってきています。地球の温暖化もその一つです。
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そうなると今度は、人間はやはり生態系、自然界に復帰しなければいけないということで、まず生態系や自然界で人間が破壊したところを修復することから始めます。それと同時に、自然界のナチュラル・ゼロエミッション系がどうなっているかをよく勉強して、それを応用して新しいゼロエミッション社会をつくろうとします。そしてその社会では、これまで自然界を利用して得られた福祉向上、いろいろな便利さと調和する形に持っていこうという努力を、人間はこれからも続けていくことになると思います。
今、環境税や炭素税などを敷こうとすると反対の意見が多い。しかし自然界ではもっと過酷なことをやっています。自然界の消費者を食べてしまうということまでやっている。そういうことから考えれば、人間の考えている税金をかけるなどというのはやさしいやり方です。自然界の掟に比べれば、このくらいのことは敢然と、欣(きん)然と受け入れていくべきものであると思います。
自然界の様子を見ると、われわれがこれから温暖化現象を防いでいくための、いろいろな知恵が散見されます。こういったものを着実にこなして、温暖化防止の方向に向かっていかなければなりませんし、必ずできると信じてやるべきであると思います。
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