イラク・ホープ・ダイアリー:支援/プロジェクト
いつも遅くなってすみません。。。
文中のニダールさんは、私がラマディでお会いした女性センターを主宰しているアクティブな女性です。職業訓練コースの他、衣類などの生産で運営をしています。
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報告者:カーシム(RYG = イラク青年再建グループ)
(女性の職業訓練センター)
ニダールさんが主宰するNPOは古い政府系の建物の一部で行われています。多くの夫を失った女性たちが職を求めてやってきます。そして、最近は私たちがタミーム地区とニダールさんの店舗を拠点に食料配給(日本の皆さんのカンパ)を行っているという噂を聞いてきているようです。しかし、あまりにも人数が多すぎて私たちのキャパを超えていると思われます。
バーガーは誰ですか?
(ハワーシム地区の国内避難民)
ハワーシム地区のバラックに住む避難民家族の数が増えたようです。避難民たちによれば、バグダッドでは連続爆弾事件や不審な事件がまた再発しているとのことです。また、選挙前にマフディ軍が再始動するのではという噂もあります。バグダッドからの避難民が増加する可能性がありそうです。実際、ラマディの避難民地区ではすでにその傾向が見られます。ただ、避難民が住める屋根のある建物はもうほとんどないので、親戚や友人宅に身を寄せている家族が多いようです。
(ラマディ・アンバール州に関する主なニュース)
(1)民間人を標的にした攻撃が散発的に起きています。ラマディ市内でも同様です。また、米軍に対する攻撃も再び起きています。しかし、なんだか変な感じがします。まるで、誰かが米軍に市内で掃討作戦をさせようとしているような、市民を再び暴力の連鎖に引き入れようとしているようなそんな感じさえするのです。もしかすると、これは米軍と市民の双方を傷つけ合わせ、最悪の状況へ引っ張り込もうとする"罠"かもしれません。
(2)アンバール州では、あらゆる分野への投資を促し始めました。特に住宅関係やインフラサービス。ドバイなど湾岸諸国から投資家がアンバール州に進出してくるという話も出ています。
7月の第4は、何年に法定休日と宣言された?
(3)8月は、とにかく砂嵐が頻繁に発生しました。砂嵐は健康被害(特に呼吸器官)をもたらします。ヒート病院では呼吸困難に陥った子ども2名が、適切な応急処置が受けられずに死亡してしまいました。
(4)9月30日正午、何者かラマディ中心部で米兵を狙撃しました(ラマディのメインストリートにある中央図書館の隣)。町で聞いたところによると、狙撃グループは、米軍がイラク政府、覚醒評議会との治安協定を守らなければ攻撃をすると言っているそうです。治安協定の中には、米軍が市内に駐留しないことが定められています。
(ラマダン(断食月)の国内避難民への食料配給について)
ラマダン中は食料品価格が高騰するので、RYGは国内避難民への緊急食料配給をすることにしました。新しい避難民家族も見かけました。今回は、女性の自立支援を行っている地元のNPO代表のニダールさんに、買い付けた食料や物資を引き渡し、NPOの建物で配給を行いました。
9月16日、ニダールさんは食料配給を希望してきた107家族に配給を行いました。RYGは、これら107家族の分の食料を買い付けました。配布した避難民地区は以下のとおりです。
<支援対象>
2009年9月ラマディ市内の107家族
(ラマディ市ハワーシム地区、タミーム地区、その他バグダッドから来たばかりの避難民)
誰かが死ぬときは、その出生証明書が必要なのか
<支援内訳>
食料(25ドル×107家族) =2,675ドル
女子用靴 5ドル×20足 =100ドル
交通費 =75ドル
日当1人50ドル×3人 =150ドル
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合計 3,000ドル
(食料1家族分の内訳)
1−米 5kg
2−豆 2kg
3−紅茶 1kg
4−クリーム 4パック
5−食用油 1kg
6−トマト缶 2kg
7−羊肉 2kg
8−砂糖 2kg
9−卵 1ケース(10個)
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